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Ns* ナチュラル&オーガニックスキンケア Blog

2021/09/09 17:05

洗剤、化粧品、食品と多くのものに界面活性剤が含まれています。

 

一言で「界面活性剤」と言っても、よく分からないのが本当ではないでしょうか?

 

 

界面活性剤とは?

 

  天然界面活性剤 と 合成界面活性剤 があります。

 

天然の界面活性剤

 

天然油脂、脂肪酸 からできています。

 

紀元前1万年ほど前、生贄の動物を焼いていたや、食べようと動物の肉を焼いていた...など諸説ありますが、ともかく、したたり落ちた動物の脂と下にあった木の灰が反応したものが、汚れを落とす作用があることを発見したことが始まりとされています。

 

合成界面活性剤

 

石油、天然油脂 からできています。

 

こちらは、歴史が浅く、第二次世界大戦後、生産拡大と効率化がアメリカですすみ、それを日本に取り入れたものですので、健康や環境にどういう影響があるかは不明な部分があります。

 

影響がない。安全は十分検討されたという前提で、使用されています。

 

この界面活性剤は、アニオン活性剤、ノニオン活性剤、カチオン活性剤、両性活性剤、と分類され、2,000~3,000種にも及ぶとされています。

洗剤や化粧品だけではなく、食品にも使用されています。

 

自然界面活性剤でつくられたものに、石けんがあります。

 

石けんは、油 ・ 水 ・ 苛性ソーダ(別名:水酸化ナトリウム) でできています。

 

天然油脂などの原料を苛性ソーダ・苛性カリと反応させることにより、石けんが出来上がります。

天然油脂(または、天然油脂由来の脂肪酸)を原料に、「ケン化法」や「中和法」という製法で作られます。

 

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まぎらわしい石鹸

 

石けん、石鹸、石けん素地、石鹸素地 と書かれていても、このような単純な作り方ではない、化学合成された製品が殆どですので、必ず裏の成分を確認ください。

 

ホント、紛らわしいです!

 

 

とてもメジャーな、コンビニなどでも赤箱女子なるもので売り出している某製品の成分表をみてみましょう。

※但し、日本の国では使用許可されている成分ですので違法ではありません。選択は個人の自由です。参考にしてください。

 

例:〇〇石鹼における化学物質に過敏な人には特にNGな成分

 

石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na

=石油合成成分、オレンジ=なぞ成分
 

ステアリン酸=

石油、石油+ヤシなど、

配合目的は合成界面活性剤、乳化剤

 

EDTA-4Na=

合成(石油)、

配合目的は、キレート剤、防腐剤、殺菌剤

 

香料=

合成香料

 

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合成界面活性剤の種類

 

通常混じり合わない、水と油を乳化させるには、水に親和性のある部分と、油に親和性のある部分の両方を持つものを界面活性剤といいます。

 

つまり乳化させるのです。

 

この乳化という作業は、乳液やクリーム類、ファンデーションなどのメイク用品に必要ですし、一般的に市販されているマーガリンやアイスクリーム、マヨネーズなどや、洗濯用洗剤にも必要となります。

 

なので、それぞれに界面活性剤が使用されており、それが一般的な大企業の市販の製品には合成界面活性剤が使用されています。

 

食品と化粧品、洗剤などに同じような合成界面活性剤が使用されていると聞くと、えっ?と思われるかもしれませんが、成分の化学式は同じでも、出世魚のように名前が変化します。

 

合成界面活性剤の種類は2,000とも3,000とも言われています。

 

N-アシルアミノ酸塩類(アニオン)

 

アミノ酸系石けん、アミノ酸系ボディーソープ、シャンプーなどに使用

(敏感肌用やベビー用品に使用されていますが、痛んだお肌や赤ちゃんの目にしみないだけで、使い続ける影響は不明)

 

表示名の例:

ココイルグリシンK、ココイルグルタミン酸Kなどココイル○○とついているもの、ステアリン酸TEA、ステアロイルグルタミン酸Na、パーム脂肪酸グルタミン酸Na、パルトミトイルサルコシンNa、ミリストイルグルタミン酸Kなどミリストイル○○とついているもの、ラウロイルアスパラギン酸Naなどラウロイル○○とつくもの。

 

 

PEG-10ジメチコン(非イオン)

 

シリコーン系乳化剤

 

PEG-9ポリジメチルシロキシエチレンジメチコン(非」イオン)

 

ポリエーテル変性シリコーン界面活性剤

 

ウォータープルーフ系の日焼け止め、ファンデーション、下地、メイク用品

 

PEG-水添ヒマシ油類(非イオン)

 

水添ヒマシ油は多くの種類があります。

ヒマシ油を水素添加(保護剤、親油性増粘剤、油剤、閉塞)というものから、石油+植物由来の複数のバリエーションあり。

 

合成界面活性剤の使用は第二次世界大戦後から始まったことで歴史が浅く、これはヒトの身体へどのような影響をもたらすかも不明ですが、乾燥肌やアレルギーの人が年々増えていることには関連があるとする専門家も少なくありません。

また、河川の生物の雌化は環境省の毎年の調査でも認めています。地球温暖化やフォーエバーケミカルの原因と懸念されています。


肌への影響としては合、成界面活性剤はたんぱく質変性作用があるために、皮膚の深部に浸透して、じょじょに皮膚バリアを壊してしまうことにあります。現在、乾燥肌の悩みが急増しているのも、この合成界面活性剤が大きな原因となっているのではと言われています。

 

合成界面活性剤によって、乾燥肌になった後、さらに肌が薄くなっていき、ついには敏感肌にいたる場合も多いようです。

またシャンプーに使われている合成界面活性剤は、髪を守っているキューティクルを壊していくので、髪が細くなっていきます。頭皮もまた合成界面活性剤によってバリアが壊れていくと、毛根が害を受け、髪が薄くなっていくという不安があります。