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Ns* ナチュラル&オーガニックスキンケア Blog

2021/08/11 17:20


皮膚科医も指摘、「化粧水」は乾燥肌を作る!の根拠

の続きです。


では、なんで、あなたのとこでは化粧水売っているのよ?!

というお声が聞こえてきそうです(笑)

 

はい、化粧水というカテゴリーとしてお肌につけても良いですよ~と日本の国から認めてもらっているだけなのです。

 

「化粧水」という同じ土俵に上がっているのですが、内容は全く違います。

 

ただの水は使用しておりませんし、合成界面活性剤や合成保存料などは使用していないのです。

 

私どもが取り扱っている化粧水は、芳香蒸留水、ハーブウォーター、ハイドロソルと呼ばれるものです。

 

これにも様々な考え方があり、芳香蒸留水としながらも、保存剤や合成界面活性剤などを添加している大手メーカーさんもあるので、かならず成分表を確認してみてください。

 

 

芳香蒸留水、ハーブウォーター、ハイドロソルとは?

 

その前に、、、、

 

 植物成分とその働きについて 

 

すべての地球上の生命体は「有機化合物」で構成されており、

有機的な活動をしながら生命活動が行われています。

 

私たちが植物から受けている恩恵で最大なものは、光合成産物である酸素であり、二酸化炭素を植物が吸収してくれることです。

 

植物は、私たちの生存と、地球環境の悪化を防いでくれています。

 

また、食品、医薬品、医療、建材など植物を素材としたもの無しでは生活がなりたっていきません。

ネロリ




 一次代謝と二次代謝 

 

植物には、生命維持に必要な一次代謝物と、生存していく上の生体防御機能や植物と植物のコミニケーションの役割をする二次代謝物があります。

 

アレロパシー

アレロパシーとは、植物が放出する化学物質が他の生物に促進的や阻害的な何らかの作用を及ぼす現象のことを言います。

1937年オーストラリアのハンス・モーリッシュ博士(植物学)が提唱した説

 

アレロパシーには二次代謝産物が大きくかかわっており、歩いて移動できない植物を外的な環境の変化から守る役割をしています。

 

それは、好ましくない相手を的確に死にいたらしめたり、活性酸素を消去したり中和したりすることでもあります。

 

私たち人間や動物は、組み込まれたプログラミングのように、植物を食し、その栄養素とともにアレロパシー成分を取り入れているのです。

 

スキンケア関連としては、植物成分を皮膚に塗布することで、皮膚上部、内部に浸透させてその植物が持つ機能成分を活用できるのです。

 

日本地質学会から出ている年表

 

以前、このBlogでも書きましたが、私達人類の元でもある生命体の痕跡が見つかった約40億~25億年前の太古代、約25億~5億4100万年前の原生代、魚類出現、昆虫・陸上植物出現の古生代まで遡り、海の中の生き物であった私たちの祖先は、海中植物を食べており、その光合成の遺伝子が身体に取り込まれたことで眼ができたました。

 

様々なカビや微生物による感染が女性の妊娠機能を作っていったことなど、多くの植物や微生物のおかげで私たちは出来上がっています。

 

なので、植物と私たちには親和性が高いのです。

勿論、植物の進化の過程で、自分たちが子孫を残すためには不都合なことが出てくれば、人間や動物に死を与え、捕食できなくしてしまったものも多くあります。

 

 

芳香蒸留水(ハーブウォーター、ハイドロソル)など植物成分の抽出とお肌

 

出典:長嶋司先生(セダファーム代表)、安部茂先生(帝京大学医真菌研究センター・スポーツ医療学科)

 

抽出するには、アセトンやヘキサン、酢酸エチルなど有機溶剤を使う方法もありますが、私どもは、水蒸気エネルギーや圧力を使う「物理的抽出法」で抽出したものを採用しています。

 

精油を抽出した副産物のような位置でしたが、精油は脂溶性成分を多く含むのに対し、芳香蒸留水(ハーブウォーター、ハイドロソル)は親水成分が多く低分子で親水

 

また分子内に酵素原子が存在し、水分子と結合しやすくなっていることで、原子酵素が多くあるカルボキシル基などを有するものが多くなります。

 

これは、芳香蒸留水の多くが酸性であることの理由になります。

 

お肌は弱酸性がベスト。

それは、ポンプの弱酸性のアワアワのような、不自然なものではありません。

 

このように、植物の天然の成分を含んでいる芳香蒸留水(ハーブウォーター、ハイドロソル)は、お肌につける水分なので「化粧水」となっていますが、内容はまったく違うものなのです。