Ns* ナチュラル&オーガニックスキンケア Blog
2021/05/03 16:54
石けんとは、一言では片付かないものです。
石けんの形状でいえば「固形や粉状」「液状」に分けられます。 ----------- ■固形・粉状石けんの作られ方 油脂とアルカリ(苛性ソーダ)を加熱 ⇒ 脂肪酸ナトリウム ⇒ 固形・粉状石けん ■ 液体石けんの作られ方 油脂とアルカリ(苛性カリ)を加熱 ⇒ 脂肪酸カリウム ⇒ 液体石けん
-------- 植物の油脂や動物の脂が主原料となり、それらにアルカリを加えて加熱する作り方が基 本です。 その作り方は、紀元前3000年ほど前から変わりません。 追記:古代ローマでは羊を焼いたものを神へのお供え物にしていました。 その羊の脂が、薪の灰と混ざったものに洗浄能力があることに気がつき、それが現在の 純石けんの起源とされたいます。 予備知識: 日本では、ムクロジ、フノリなど粘りがあり泡のたつ植物が代わりに使われてきました。
しかし、ここでは、現代に石鹸、石けん、セッケンとされるものについて書きます。
------ 石けんも界面活性剤で、陰イオン界面活性剤のひとつです。 (合成界面活性剤ではありません) 純石けん>>純石けんの良いところは、皮膚の角質を壊すことがないので、皮膚浸透性がありません。 タンパク変性もありません。 生分解性が良く1日~数日で分解されます。 もし子供が口にしてもほとんど心配はありません。不味い味がするだけで多少飲み込ん でも活性化することなく、3日までに便として体外に出ます。 液体石けんボディソープやシャンプーではない、合成の液体ボディーソープなどの液体 ものは、特にお勧めできません。勿論、国は認めている成分なので違法ではありませんが、海外では禁止されているもの や、あきらかに環境ホルモン様の働きをするものがてんこ盛りです。
泡はどれだけでも作れます>>
シャンプーも同様ですが、泡を沢山作ることができるのは発泡剤や合成界面活性剤を沢 山入れれば、どれだけでも泡が作れます。
目に入っても痛くないベビーソープやベビーシャンプーって?>>奥様お嬢様が好まれるリッチ感を醸し出すパールな輝きを持つ液体や、目に入っても痛くないベビ
ーソープやベビーシャンプーを作るのも簡単です。 石けんが目に入ると、とても痛くて涙が出ます。 でも、擦らないで涙で洗い流せば、いずれ痛さも違和感も止みます。 しかし、赤ちゃんは目が痛くないと泣きませんので、痛くないとどんどん目などの粘膜 から入り細胞膜にまで入ります。 赤ちゃんの頭を洗う時に泣かせない、泣かない???・・・それは大人の都合が良いだけです。
目に入って痛かったら泣きます。
あなたも泣くでしょ?
弱酸性もおかしい>> お肌は弱酸性ですが、それが自力で弱酸性になってはじめてお肌の力が発揮され、悪玉 菌をやっつけ美肌菌を生かし、皮膚バリアーとなる角質を養生するのです。 外から弱酸性にしてしまうと、弱いお肌になり合成界面活性剤で万年乾燥肌になります。 多くの方は、高いクリームや美容液を使わないといけないお肌になります。 まるで薬漬けにされる人のように・・・ しかし、注意すべきは、石けんと書いていても、無添加石けんと書いていても、成分を よく見ないと違う場合の方が多いです。 簡単に見分ける方法としては、英字の大文字、数字、よく分からないカタカナが羅列し てあれば、それは純石けんではありません。 ※ご注意: 合成界面活性剤で角質が傷んでいる人は、角質が育つまで純石けんも使わないでください。 お湯で素洗いして角質を育ててください!